こんにちは
ふくちゃんです。
今回は"時間の取り扱い方を習得しよう"というテーマで書いていきます。
前回、日付を扱いましたがその続きになります。
EXCELでの時間の取り扱いについては前回のブログに書いていますので下記の記事を見て下さい。
以前、私は技術系の仕事をしていました。
業務によっては機械からデータを抜き出し、EXCELで分析するという作業を定期的に行う必要がありました。
その際、機械の時間データを使用してそのまま計算するとエラーとなってしまい原因に気づけず時間がかかってしまった事を覚えています。
今回でEXCEL内の時間の取り扱い方を習得し、作業効率アップにつなげていきましょう。
■時間を使って計算しよう
例として下図のような時間ごとの製品の歩留表を使います。
※歩留とは製品の良品率の事です。(細かい誤記やおかしな項目があったらごめんなさい)
①表示形式を変えて時間の取り扱い方を習得しよう
EXCEL内での時間は状況に合わせて表示形式を変えて適切に取り扱う必要があります。
状況ごとに説明していきます。
①実時間から稼働時間を求めたい場合
図の左下の処理時間という項目は稼働開始時刻から終了時刻を差し引いたものです。
単純に引き算をすると下記のようになります。
セルが時刻表示の場合:4:15:00
セルが標準表示場合:0.17708
時間当たりの処理数などを計算したい場合、図のように数値として表示したいので下記のような計算式を入力してみて下さい。
※今回の歩留まり表では処理数にばらつきを持たせていないので計算してません。
=(B19-B1)*24
Enterを押して表示を標準にすると4.25と表示されます。
②TIME関数
この関数は時・分・秒から時刻を作成します。
それではTMIE関数を使って図の右中段にある機械の実稼働時間を計算してみましょう。
機械がエラー停止したので清掃し、再稼働させています。
清掃中の時間は省きたいので別枠で実稼働時間を計算します。
エラー前の時間はエラー停止した時間から開始時刻を引いた値に24をかけましょう。表示状態は標準にして下さい。
=(B12-B1)*24
=2.25
改善後の時間は再開開始の時刻が15分前になりますから計算式に組み込みましょう。表示状態は標準にして下さい。
=(B19-B13-TIME(0,15,0))*24
=1.25
以上の合計で実稼働時間は3.5[h]と分かります。
本日は以上です。
今回の表を使って判定やエラーの表示なども説明していきたいと思います。
良かったら次回も見てやってください。
一緒にスキルアップ頑張りましょう!!
ふくちゃんでした。